三輪芳明理事長のミンダナオ開発庁モンテネグロ副事務局長との面談

2025.06.03

 6月3日、三輪理事長はミンダナオ開発庁(Mindanao Development Authority: MinDa)モンテネグロ副事務局長(Mr. Romeo Montenegro, Deputy Executive Director)と面談し、MinDaとMJ-STePの協力につき意見交換を行いました。

 冒頭、三輪理事長より、農業廃棄物を多角的且つ効果的に活用するシステムの構築を通じ、ミンダナオにおける農業収益の増大と農業の持続可能な成長を図るための共同研究につき説明しました。これに対しモンテネグロ副事務局長より、(1)ミンダナオは農業にとり約束された土地である、(2)MinDaは大学等の研究の成果を社会実装することが重要であると考えている、(3)我々はミンダナオにおける主要な農産物を絞り込み、その研究を強化したいと考えており、MJ-STePとの協力は極めて時宜にかなったものであるとの発言がありました。

 同副事務局長によると、現在MinDaはニュージーランド政府との協力関係に基づき、北コタバトにおけるマンゴー生産農家及び地方政府との連携によりニュージーランド及びオーストラリア市場への進出を目指している、同様の取組みをその他の農産物においても実施し、外国市場への進出を図りたい、日本についても日本政府が設定している安全基準に合致する品質を達成し、日本市場への進出を図りたいとのことでした。

 同副事務局長によると、(1)ミンダナオの広大な農地での再生可能エネルギー活用が重要であるが、農業生産性との両立が課題である、(2)ミンダナオではルソン地域ほどにはソーラー・ファームが設立されていない、(3)アグリソーラー(Agrisolar)やアグリボルタティック(Agrivoltaics)に関心があるが、太陽光だけでなく、バイオマス発電などと組み合わせることが重要であるとのことでした。同副事務局長によると、ミンダナオにおける太陽光発電を積極的に導入するためには、100haを越えるような大規模な農地を確保することが容易でないので、比較的小規模な農地での太陽光発電の可能性を探る必要があるとのことです。また、どのような作物と太陽光発電を組み合わせるか、例えば、ブキドノン地域で栽培されている高品位野菜などとの組み合わせの可能性を研究する必要があるだろうとのことでした。

※翻訳には自動翻訳を使用しています。
※Automated translation is used.