三輪理事長のフィリピン大学ミンダナオ校訪問

2025.05.27

 5月27日、三輪芳明理事長はフィリピン大学ミンダナオ校(University of the Philippines Mindanao:UP-Mindanao)を訪問し、ムラオ学長(Prof. Lyre Anni Murao, Chancellor of UP-Mindanao)との間で、MJ-STePとUM-Mindanaoの協力につき意見交換を行いました。

 冒頭、三輪芳明理事長より3月14日のミンダナオにおける提携先4大学学長との会合の結果を踏まえ、日本への帰国後、日本の大学と提携4大学との共同研究の可能性を探るため、筑波大学、京都大学、名古屋大学、広島大学を訪問しミンダナオにおける農業の振興に資する共同研究のテーマなどにつき意見交換を行ったことが報告されました。そのなかで、あり得べき共同研究のテーマの一つは、作物の収穫後に畑やプランテーションに残る葉や茎などの作物残渣、野菜や果物の加工の過程で発生する残渣、魚介類加工残渣、規格外(off-grade)農産物などを多角的に有効活用するシステムを構築し、機能性食品や化粧品などの新たな産業を育成すること、更に、これらを飼料、肥料、バイオマス発電などに活用することが考えられる旨を説明しました。

 これに対し、ムラオ学長より、ミンダナオでは農業関係の廃棄物や加工残渣が大量に発生しているが、これらは有効活用されておらず、例えば、バナナの茎や皮は廃棄されているので、そのような共同研究は大変有益であろうとの発言がありました。

 このような共同研究を立ち上げるに際しては、ミンダナオの各大学で様々な関連した研究が行われてきた実績があるので、これらの成果を踏まえた研究計画を作成することが重要であり、かかる観点からUP-MindanaoのAgri Aqua Value Chain Laboratory (AAVC Lab)との連携が重要であるとの点で互いに見解の一致を見ました。

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