三輪理事長のCFARBEMPCO訪問
2025.03.103月10日、三輪理事長は北ダバオ州パナボ市(Panabo City, Davao del Norte)に所在するチェカード農園の内改革受益者多目的組合(Checkered Farm Agrarian Reform Beneficiaries Multi-Purpose Cooperative:CFARBEMPCO)を貿易投資省第11管区(DTI XI)のアレンジにより訪問しました。CFARBEMPCOは包括的農地改革法(Comprehensive Agrarian Reform Program:CARP)によりチェカード農園社から独立した170名の農民が設立した多目的組合で、約220haの農園でバナナ栽培し、日本、韓国、中国、中東地域などに輸出しています。組合はメンバー会員に対して健康医療や教育などのサービスを提供しています。フィリピンは世界第6位のバナナ輸出国で、輸出農産物の輸出額に占める割合は約3割ですが、その多くはミンダナオ、とりわけダバオ地域で生産されています。しかしながら、バナナの根に侵入してバナナを枯死に至らせる土壌病害菌である「フザリウム菌(Fusarium)」によるパナマ病被害の拡大が大きな問題となっており、パナマ病対策が喫緊の課題となっています。CFARBEMPCOメンバーとの意見交換では、パナマ病対策ための日本の研究機関及び専門家による技術支援に対する期待が表明されました。バナナ・プランテーション視察においては、パナマ病の効果的な発見方法(日の出前の時間帯にバナナの木の育成状況を精密に観察するなど)、パナマ病に感染したバナナの木の除去と焼却などに関する説明を受けました。





パナマ病のため伐採された広大なバナナ・プランテーション

パナマ病のため放置されているプランテーション施設
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